花火を合図に大パレード開始

 この頃、池袋の商店街の人たちの合言葉は、「新宿・渋谷に追いつけ、追い越せ」だった。

 日本経済も昭和元禄の到来と騒がれるほどに活況を呈していた。アメリカでは宇宙船「アポロ11号」が人類初の月面到着に湧いていた。

 そんな時代を背景にした第2回「ふくろ祭り」は、自衛隊の音楽隊や鼓笛隊のパレード、民踊連600人による「池袋音頭」流しなどで大活況。大将会が参加してロサ会館で賑やかにボウリング大会も開催。

民踊連による「池袋音頭」大パレード
民踊連による「池袋音頭」大パレード

今年で30年

ロマンス通り商店街 振興組合理事長 尾形博典尾形博典 近影

 ここにはロサ、セレサ、リリオという3つの映画館があったのです。そのあとに建ったのが、このロサ会館なのです。昭和43年です。ふくろ祭りの第1回もその年で・・・。

 祭りっていうのは生きる力が爆発する場でなければ・・・。

 ロマンス通りではじゃんけん大会やカラオケ大会など独自のイベントをやってきましたが、昨年はロサの地下映画館でライブをやりました。300人近い若者が集まり、ものすごい熱気でした。

 祭りは街が生きている証です。

 

第2回
  ● 主な行事

 

  1. 自衛隊音楽隊、鼓笛隊パレード(6梯団)
  2. 池袋音頭」パレード(民踊連 600人)
  3. 花火打ち上げ 30発
  4. ボウリング大会(ロサ会館で)

● 費用
 200万円

● 役員
委員長/ 山賀清作
運営委員長/ 加藤竹次郎
副委員長/ 大野広作、斉木勘次、大浦利雄
総務/ 松本正、早乙女半蔵
副総務/ 野村健太郎
企画/ 松本正
会計/ 山崎金次郎

 

昭和44年

・住居表示変更で池袋2丁目が「西池袋1丁目」と変わったことに
  ともない「西口町会」を「西池袋1丁目町会」と名称変更(4月)
・東京学芸大学付属小学校校舎取り壊し開始(6月)
・首都高速5号護国寺口開通(6月)
・東口の丸物閉店(6月)
・ 池袋西口 民衆駅ビル着工(7月)
・東口に池袋パルコ開店(11月)

 
 
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